【ドラマ「対岸の家事」第3話】ネタバレ解説！揺れる夫婦関係と家事の役割

ドラマ「対岸の家事」第3話が放送されました！

前回の第2話では、家事や育児の負担をめぐり、詩穂（多部未華子）と夫・虎朗（一ノ瀬ワタル）、礼子（江口のりこ）と夫・量平（川西賢志郎）が、それぞれ深い溝を抱えることになりました。

そして第3話では、「夫婦の価値観のズレ」がさらに浮き彫りに。
家事を巡る衝突が、夫婦関係そのものに影響を与え始めます。

一方で、育休中の達也（ディーン・フジオカ）は、育児と家事の現実を受け入れながらも、新たな試練に直面。
果たして、それぞれの家庭はどのように変わっていくのでしょうか？

この記事では、第3話のあらすじや見どころを詳しく解説します！

ドラマ「対岸の家事」第3話のあらすじネタバレ｜崩れゆく夫婦のバランス

第3話では、家事や育児の負担をめぐり、夫婦関係にさらなる亀裂が生まれます。
詩穂（多部未華子）は夫・虎朗（一ノ瀬ワタル）との価値観のズレに悩み、礼子（江口のりこ）は夫・量平（川西賢志郎）との口論が絶えない状態に。
それぞれの夫婦が抱える問題が、いよいよ限界へと達しようとしています。

一方で、育休パパの達也（ディーン・フジオカ）は、家事と育児の大変さを理解し始めながらも、新たな壁に直面。
「家庭のために自分は何ができるのか？」と、これまでとは違う視点で物事を考え始めます。

夫婦関係のバランスが崩れていく中、それぞれがどのような選択をするのか。
第3話では、それぞれの家庭が抱える問題の本質がより深く描かれていきます。

詩穂と虎朗｜「家族とは何か？」すれ違う思い

朝、詩穂が朝食を用意しながら、夫・虎朗にこう言います。

「たまには、苺のお世話をしてくれない？」

しかし、虎朗は新聞をめくりながら、軽く返します。

「俺は仕事で疲れてるんだから、家のことはお前に任せてるんだよ」

その言葉に、詩穂の中で何かがプツンと切れるのを感じます。
「私のしていることは、家族のためじゃないの？」
なぜ家事や育児は「やって当たり前」になってしまうのか。
彼女は「家族とは何か？」を改めて考え始めるのでした。

礼子と量平｜夫婦の役割をめぐる衝突

一方、礼子と量平の関係は、さらに険悪なものとなっていました。
仕事と育児の両立に疲れ果てた礼子は、量平に強く言います。

「少しは家事を手伝ってよ！ 私ばっかりじゃん！」

しかし、量平はため息をついて答えます。

「俺だって仕事でクタクタなんだよ。家事ぐらい、お前がやってくれよ」

その瞬間、礼子はついにキレてしまいます。

「”ぐらい”って何！？ 家事も育児も立派な仕事でしょ！？」

口論の末、礼子は涙を浮かべながら、こうつぶやきます。

「私、もう限界かもしれない…」

果たして、彼女の決断は──？

ドラマ「対岸の家事」第3話のネタバレ：専業主婦の葛藤｜詩穂の新たな一歩

夫・虎朗（一ノ瀬ワタル）とのすれ違いが続く中、詩穂（多部未華子）の心にはある疑問が生まれていました。
「私はこのままでいいのだろうか？」
家事も育児も完璧にこなしているはずなのに、感謝されることもなく、ただ“やって当たり前”と思われる毎日。
夫は仕事を理由に育児にはほとんど関与せず、会話も減っていく。
「私にとっての幸せって、なんだったっけ…？」

そんなモヤモヤを抱えたまま過ごす中、詩穂はある出来事をきっかけに、新たな一歩を踏み出そうと考え始めます。

「私はただの家政婦？」詩穂の心の叫び

ある日の夕食後、食器を片付けながら、詩穂はふと虎朗に尋ねました。

「ねえ、私ってあなたにとって何？」

突然の質問に、虎朗は怪訝そうな表情を浮かべます。

「何って…苺の母親だろ？」

その答えに、詩穂は思わず笑ってしまいます。
「ああ、私は“母親”であって、“妻”ではないんだ」
そう気づいた瞬間、胸が締めつけられるような寂しさがこみ上げてきました。

「家事をするのが当たり前」「母親だから育児をするのは当然」
それが虎朗の本音なのだと痛感した詩穂は、初めて「このままではダメだ」と思うのです。

外の世界を知ることで変わる価値観

その翌日、詩穂は娘・苺（永井花奈）を連れて公園へ出かけます。
そこで偶然、ワーママの礼子（江口のりこ）と再会しました。

礼子は仕事の愚痴をこぼしながらも、「自分の人生を大切にしたい」と前を向いていました。

「仕事は大変だけど、外の世界を知ると、自分の価値を再確認できるんだよね」

その言葉が、詩穂の胸に深く響きます。

「私は、家の中で家事と育児だけをして、一生を終えるの…？」

この日を境に、詩穂は「専業主婦のままでいいのか？」と本気で考えるようになるのです。

ドラマ「対岸の家事」第3話のネタバレ：育休パパ・達也の決断｜父親としての覚悟

育休を取得してから数カ月が経ち、達也（ディーン・フジオカ）はようやく育児と家事のペースを掴み始めていました。
しかし、それでも毎日は思い通りに進まず、娘・佳恋（かれん）の夜泣きや食事の世話に振り回される日々。
かつては「育児も家事も計画的にこなせる」と思っていた達也でしたが、「思い通りにならないのが育児なのだ」と、ようやく理解し始めていました。

そんな中、妻・樹里（島袋寛子）の帰国が決まり、達也は「自分は本当に成長できたのか？」と、自問自答するようになります。

育児を通して感じる「本当の大変さ」

ある日、佳恋が風邪を引き、達也は初めて「一晩中寝ずに看病する」という経験をします。
熱が上がる佳恋に付き添いながら、冷えピタを貼ったり、水分補給をしたり、心配で何度も熱を測る。
しかし、何をしても佳恋のぐずりは止まらず、達也は途方に暮れます。

「どうすればいいんだ…？」

疲れ果てた達也がふと頭をよぎったのは、かつて育休前に、樹里が佳恋を1人で看病していた時のこと。
その時の達也は「仕事で疲れている」と言い、何も手伝わなかったのです。

「あの時、樹里はこんな思いをしていたのか…」

育児は「手伝う」ものではなく、「一緒にやる」ものなのだと、達也はようやく実感するのでした。

妻・樹里との再会…家族のあり方を見直す

樹里が帰国し、久しぶりに家族3人がそろう日がやってきました。
久々に顔を合わせた樹里に、達也はこう伝えます。

「育休を取って、ようやくわかった。育児も家事も、思った以上に大変だってこと」

そして、続けます。

「俺は今まで、仕事をしているだけで家族の役に立っていると思っていた。でも、本当に必要なのは“支え合うこと”だったんだな」

その言葉に、樹里は安心したように微笑みます。

「ようやく分かってくれたんだね」

達也の中で、「父親としての役割」が、少しずつ変化していくのでした。

ドラマ「対岸の家事」第3話のネタバレ：夫婦関係の行方｜変わる者、変わらない者

第3話では、それぞれの夫婦が家事と育児の負担について向き合う中で、「変わろうとする者」と「変わらない者」がはっきりと分かれていきます。

礼子（江口のりこ）は夫・量平（川西賢志郎）との衝突を経て、ついに「自分の人生を大事にする」という決意を固めます。一方、詩穂（多部未華子）と虎朗（一ノ瀬ワタル）の関係は依然として平行線のまま。
「夫婦とは何か？」「家族とはどうあるべきか？」という問いが、より深く掘り下げられる回となりました。

礼子の決意｜「もう我慢しない」

礼子は、これまで家庭と仕事の両立を必死に頑張ってきました。
しかし、夫・量平は一向に家事を手伝う気配がなく、むしろ「仕事してる俺のほうが大変だろ？」と、無神経な言葉を投げかけます。

ある日、礼子は疲れ果てた表情でこう呟きます。

「もう、こんな生活耐えられない…」

そして、ついに決断を下します。

「私、もう我慢しない。自分のために生きる」

この言葉が意味するのは、一体何なのか──。
礼子の決意が、夫婦関係を大きく動かすことになるのは間違いありません。

虎朗の本音｜夫として、父親として

一方、詩穂と虎朗の関係は、これまでと変わらず冷たいまま。
詩穂が「もっと家事を手伝ってほしい」と訴えても、虎朗は「俺の仕事が忙しいんだから」と言い訳ばかり。

しかし、ある晩、虎朗はふと職場の同僚から言われます。

「お前の奥さん、よく一人で家事と育児こなしてるよな」

この一言に、虎朗はハッとします。

「…俺は、ちゃんと詩穂のことを見ていたのか？」

虎朗の中に、少しずつ変化が芽生え始めるのでした。

【まとめ】ドラマ「対岸の家事」第3話の見どころと感想

第3話では、家事と育児をめぐる夫婦の価値観のズレがさらに深刻化し、それぞれの関係が大きく動き始めました。

専業主婦の詩穂（多部未華子）は、夫・虎朗（一ノ瀬ワタル）とのすれ違いに悩みながらも、「このままでいいのか？」と自分の人生について考え始めます。

ワーママの礼子（江口のりこ）は、夫・量平（川西賢志郎）との関係に限界を感じ、「もう我慢しない」と人生の新たな決断を下します。

一方、育休パパの達也（ディーン・フジオカ）は、育児と家事の大変さを身をもって体験し、父親としての意識が大きく変化していきました。

家事と夫婦関係のリアルな問題を描く

このドラマの魅力は、単なる家庭の問題にとどまらず、現代社会における家事の役割や夫婦関係のリアルな課題を浮き彫りにしている点にあります。

• 「専業主婦だから家事をやるのは当たり前」という夫の無自覚な態度
• 「ワーママは両立すべき」という社会のプレッシャー
• 「育児は母親がするもの」という固定観念に苦しむ父親

視聴者の中には、詩穂や礼子、達也に共感した人も多かったのではないでしょうか？

次回の展開予想！夫婦の選択はどうなる？

第3話のラストで、礼子は「自分の人生を大切にする」と決意し、夫婦関係に何かしらの変化が訪れることを予感させました。

一方、虎朗はまだ決定的な変化を見せていませんが、彼の中に少しずつ「家事と育児に向き合うべきではないか？」という意識が芽生え始めています。

今後、彼は詩穂に歩み寄るのか、それとも価値観の違いから溝が深まるのか？

次回、第4話では「夫婦が下す決断」が物語の大きな転機となる可能性が高いでしょう。

それぞれの選択がどのような結末を迎えるのか、今後の展開に注目です！