ドラマ「ドンケツ」第4話ネタバレ解説！孤月組の逆襲と野江谷の裏切り

ドラマ『ドンケツ』第4話では、孤月組と十五夜組、そして月暈組を巻き込む抗争が激化の一途をたどります。

ロケマサの決起、若手たちの奮闘、そしてついに明かされる野江谷の裏切り――物語は一気にクライマックスの火種へと突入します。

本記事では、第4話の展開をネタバレ込みでわかりやすく解説します。

ドラマ「ドンケツ」第4話ネタバレ：孤月組、反撃の狼煙を上げる

第4話では、これまでの鬱憤を晴らすかのように、孤月組がついに本格的な反撃へと動き出します。

野口の命を受けた“調査”から一転、明確な敵意をもって十五夜組に対峙する姿が描かれます。

正義を名乗る暴力ではなく、“仁義”を通す暴力が、ロケマサの拳に宿ります。

ロケマサによる“宣戦布告”

これまでの行動を“勝手な暴走”と受け取っていた組内の声もある中で、ロケマサは明確に「やるなら徹底的にやる」と宣言します。

その言葉に、渡瀬組長も黙して頷き、孤月組は事実上、十五夜組に対して“宣戦布告”する形となります。

このシーンでは、月輪会の理屈ではなく、“ロケマサの流儀”が孤月組全体の意思となる瞬間が描かれました。

「やる時はやる」「ケジメはケジメ」――。

そのセリフが、視聴者の胸にも強く響く、ロケマサらしい開戦の合図です。

チンピラ狩りから本格抗争へ

第3話までで行われていた「チンピラ狩り」は、あくまで“探索”の延長線でした。

しかし第4話では、完全に戦闘モードに入った孤月組が描かれ、十五夜組の構成員を一網打尽にしていく様子が展開されます。

その中で、時定やレオが最前線で動く姿も描かれ、彼らの成長と頼もしさも見えてきます。

一方で、十五夜組側にも揺らぎが生まれており、敵味方のバランスが大きく傾き始める伏線となっていきます。

この一連の動きが、後の月暈組・野江谷派との抗争に直結することになるのです。

ドラマ「ドンケツ」第4話ネタバレ：若手メンバーの成長と試練

第4話では、ロケマサの子分であるタツオ・時定・レオの動きに大きなスポットが当たります。

戦いの最前線で動くだけでなく、自分自身の“選択”に向き合わされる場面も多く、彼らの心の成長が如実に描かれます。

暴力だけではない、“極道としての矜持”に目覚めていく様子が印象的です。

タツオの単独行動と覚悟

タツオは、ある事件をきっかけに単独で敵地に乗り込む決意を固めます。

かつての自分と同じように薬物に蝕まれていく少年を目の当たりにしたことで、「自分が止めなければ」という衝動に駆られるのです。

その無鉄砲さはロケマサ譲りとも言えますが、そこにあるのは“正しさ”への憧れと必死さでした。

現場では敵に囲まれるものの、ロケマサの言葉を胸に食い下がり、自らの意思で戦う覚悟を見せます。

この場面は、視聴者にとってもタツオの“成長の証”として深く印象に残るでしょう。

時定・レオの奮闘と連携

一方、タツオの動きを察知した時定とレオは、即座に行動に移ります。

戦闘能力に長けた時定は即応性を発揮し、レオは情報網を駆使してタツオの居場所を特定。

二人は無駄な言葉を交わすことなく、連携して仲間を救出しようとする姿を見せます。

ここでは、“仲間”という言葉では足りない深い信頼関係が表現されており、戦いの中で培われた絆が際立ちます。

この経験が、今後の抗争において重要な力となることは間違いありません。

第4話は、若手たちが“ロケマサ組の芯”として育ちつつあることを示す、節目のエピソードでもあります。

ドラマ「ドンケツ」第4話ネタバレ：十五夜組の動揺と崩壊の兆し

第4話では、孤月組の反撃により十五夜組が徐々に追い詰められていく様子が描かれます。

幹部同士の連携が崩れ、指示系統も混乱。

表向きの強気とは裏腹に、内部では危機感が高まっていくのです。

証拠隠滅に走る幹部たち

ロケマサたちによる情報収集と制裁により、薬物取引に関する証拠が漏れ始めていることを察知した十五夜組。

それを恐れた幹部たちは、証拠を隠滅するために関係者を消そうと動き出します。

だが、それがさらなる混乱を呼び、味方同士の衝突や疑心暗鬼を生み始めます。

特に、下部構成員の中には「自分も口封じされるのでは」という恐怖を抱く者も多く、組内の統制はもはや限界に達しようとしていました。

月暈組の“見切り”と突き放し

さらに追い討ちをかけるように、後ろ盾である月暈組からの“切り捨て”が始まります。

野江谷は、状況を冷静に見極め、「これ以上守る価値がない」と判断。

十五夜組幹部の一部を“囮”にして、裏で自分たちの生き残り策を模索し始めます。

この動きによって、十五夜組は外からも中からも崩壊の道を進み始めることになります。

ロケマサの“狙い”が、戦わずして組織を壊すことだったのだとわかる、痛快な展開です。

ドラマ「ドンケツ」第4話ネタバレ：野江谷の裏切りと月輪会分裂へ

第4話の後半では、月暈組組長・野江谷による“本格的な裏切り”が明らかになります。

これまでは裏から十五夜組を支援していたに過ぎなかった彼が、ついに月輪会そのものに牙を剥く瞬間。

物語が分裂と抗争へと転がり始める決定的な転機が訪れます。

宮本逮捕の裏に潜む影

月輪会会長・宮本が、薬物関連容疑で警察に逮捕される衝撃の展開が発生します。

このタイミングの“あまりにも出来すぎた逮捕”に、孤月・華月・朔の幹部たちは違和感を覚えます。

そしてその裏には、野江谷が警察筋に流した偽情報があることが暗に示されます。

「任侠を貫いた男を潰すのは、ヤクザではなく法だ」――

その言葉通り、野江谷は“汚れ役”を他人に押しつけ、自らは表向きクリーンに動こうとする狡猾さを見せます。

脱会宣言と野江谷派の動き

宮本が収監されたことで、野江谷はついに「月輪会脱会」を明言。

これに呼応する形で、十五夜組、朧組、曇月組などが次々と追随し、事実上の分裂が起こります。

一枚岩だったはずの月輪会が、完全に“北九州を三分する”勢力構造へと変貌するのです。

この事態に対して、孤月・華月・朔の三組がどう動くか――。

視聴者にとっても、任侠の真の価値を問う展開がここから始まっていきます。

ドラマ「ドンケツ」第4話の総まとめと次回への布石

第4話は、月輪会の分裂と抗争の本格化という大きなターニングポイントとなる回でした。

ロケマサ率いる孤月組の反撃は、単なる暴力ではなく“筋”を通す行動として描かれ、視聴者の心を掴みます。

裏切り者・野江谷の策謀と、若手たちの成長が対照的に描かれたことで、物語に深みが加わりました。

孤月・華月・朔の結集

月暈組とその傘下が月輪会を脱会する中、孤月・華月・朔の三組が“宮本の意志”を継ぐべく結集し始めます。

これにより、“月輪会”ではなく、“月のはぐれ者たち”という新勢力が誕生。

それぞれに強い個性と戦闘力を持った組が並び立つことで、物語は一気に三つ巴の抗争構造へと発展していきます。

三つ巴抗争の火蓋が切られる

野江谷率いる月暈派、ロケマサたち月のはぐれ者、そして警察という三方向からの圧力。

この不安定なバランスの中で、次回からは激しい戦闘と策略、裏切りと忠義が入り乱れる展開となるでしょう。

そして、再び姿を見せる“あのキャラ”の復活も示唆されており、期待は高まるばかりです。

第4話は、まさに“抗争前夜”を描いた緊迫の回。

次回第5話では、誰が生き残り、誰が脱落するのか――極道ドラマとしての本領が発揮されることになりそうです。