本田響矢が魅せる“昭和の海軍夫”役！「波うらかに、めおと日和」で見せた硬派な演技に注目

2025年春ドラマ「波うらかに、めおと日和」で帝国海軍の中尉・江端瀧昌を演じるのは、若手注目俳優の本田響矢。

本作は、昭和11年の日本を舞台に、恋愛経験のない男女が“交際ゼロ日婚”から始まる新婚生活を描いたハートフル・ラブコメディ。

本田響矢にとっては、プライムタイムの地上波連続ドラマへの初レギュラー出演という節目の作品でもあり、その演技力や存在感に大きな注目が集まっています。

ドラマ「波うらかに、めおと日和」で本田響矢が演じる江端瀧昌とは？

2025年4月スタートのドラマ「波うらかに、めおと日和」で、本田響矢が演じるのは帝国海軍の中尉・江端瀧昌という役柄です。

昭和11年という戦前の日本を舞台に、交際ゼロ日で結婚することになったなつ美の夫として登場する瀧昌は、冷静沈着で寡黙、そして恋愛に極端に不慣れな青年。

本作の核となる「じれったい夫婦関係」の“じれ”を担う役目として、本田が演じる瀧昌は、観る者に静かなトキメキと、切ないほどの純粋さを届けてくれます。

帝国海軍の中尉としての硬派な役柄

瀧昌は、帝国海軍に勤める生真面目な青年であり、幼少期に両親を亡くし、軍上官に育てられたという過去を持っています。

その背景もあってか、常に冷静さを保ち、職務に忠実であることが彼の美徳となっており、個人的な感情を表に出すことに慣れていないというキャラクター設定が際立っています。

軍服姿で登場するシーンでは、その佇まいだけで“昭和の男らしさ”を体現しており、現代にはない価値観や空気感が強くにじみ出ています。

無口で不器用な“昭和の男”像を体現

本田響矢が演じる瀧昌は、まさに「感情表現が苦手な昭和の男」を象徴する存在です。

なつ美に対しても強く愛情を抱きながら、それを表に出せないがゆえに、「問題ありません」と口癖のように繰り返す不器用さが、逆に彼の人間味を際立たせています。

静かで無言のやさしさこそが瀧昌の愛情表現であり、それを本田は、目線や動き一つで丁寧に表現している点が高く評価されています。

ドラマ「波うらかに、めおと日和」の俳優・本田響矢とはどんな人物？

本田響矢は、1999年生まれ、福井県出身の俳優・モデルで、第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで「フォトジェニック賞」と「明色美顔ボーイ賞」をW受賞したことをきっかけに芸能界入りしました。

その後は徐々に俳優としての活動を広げ、青春ドラマや映画、舞台などで多彩な表現力を発揮し、若手実力派として頭角を現してきました。

今回の「波うらかに、めおと日和」は、彼にとって地上波のゴールデン・プライム帯での初のレギュラー出演作であり、まさに俳優としての大きな転機を迎えた作品でもあります。

『セトウツミ』でデビューした実力派

俳優としての初主演は、LINE LIVEオリジナルドラマ『セトウツミ』（2017年）で、関西弁の掛け合いという演技力を試される難役をこなし、高い評価を得ました。

同作では、自然体の演技と表情の豊かさが注目され、若年層の視聴者から「リアルで好感が持てる」との声が続出しました。

以降も、ドラマ『ねぇ先生、知らないの？』や『あせとせっけん』などで活躍し、ラブストーリーからコメディまで幅広く演じ分けられる柔軟性を持っています。

近年の話題作にも多数出演し注目度上昇中

近年では、映画『この小さな手』やドラマ『沼る。港区女子高生』など、内面の機微を丁寧に表現する役柄で評価を高めており、20代女性を中心に支持を集めています。

InstagramやYouTubeなどでも活動を見せており、ナチュラルな人柄と真面目な姿勢がファンから信頼を集める理由となっています。

今作のような“寡黙で誠実な軍人役”は、本田響矢の俳優としての成熟度を証明するには絶好のチャンスと言えるでしょう。

ドラマ「波うらかに、めおと日和」での演技力は？

「波うらかに、めおと日和」で本田響矢が演じる江端瀧昌というキャラクターは、感情をストレートに表現しない、非常に難しい役どころです。

にもかかわらず、彼はその繊細な役を圧倒的なリアリティで体現し、多くの視聴者に「言葉がなくても感情が伝わる」「目線や間に心を感じる」と絶賛されています。

“動かない演技”の中にどれだけの深みを込められるかが問われる中で、本田響矢は“静かな熱演”を見事に成功させたと言っても過言ではありません。

抑えた表情の中に感情を宿す演技が話題に

瀧昌という人物は、恋愛や家庭生活に不慣れで、自分の気持ちをどう表現していいか分からない青年です。

本田はその不器用さを、無表情の中に潜む微細な目の動きや呼吸で演じ切り、視聴者に“行間の感情”を伝える演技力を見せつけました。

「表情が変わらないのに泣きそうになる」「あの一瞬の間に全部詰まってた」など、SNSではその技術に感動する声が続出しています。

「問題ありません」に込められた深み

劇中で何度も登場する瀧昌のセリフ「問題ありません」。

この一見無感情なフレーズに、安心、戸惑い、照れ、感謝、決意といった複雑な感情を込めることができるのは、まさに本田響矢の“間の演技”があってこそです。

言葉にしないからこそ、視聴者の想像力が引き出され、感情移入が深まる──その演技の妙が、本作の最大の魅力となっています。

ドラマ「波うらかに、めおと日和」で芳根京子との共演で見えた相性と空気感

「波うらかに、めおと日和」は、芳根京子と本田響矢の“初共演”という点でも注目されている作品です。

交際ゼロ日で夫婦になった2人という設定において、ぎこちなさ・距離感・照れといった“初期夫婦ならではの空気”を、2人がいかに自然に演じられるかがカギでした。

結果的に、その“空気感”は非常に高く評価されており、共演経験がないからこそ生まれたリアルさが作品に深みをもたらしています。

初共演ながら自然な距離感が好評

芳根が演じるなつ美は、素直でまっすぐ、感情を言葉に出すタイプ。

一方で、本田演じる瀧昌は、無口で感情表現が不器用という真逆の性格設定。

このコントラストが、ぎこちなくも心地よい“間”を生み出し、夫婦の距離感にリアリティを与えています。

撮影現場では、必要以上に距離を縮めることなく、お互いの役柄に徹するプロ意識の高さが絶妙な関係性を支えていると関係者も語っています。

ティザー映像でも感じる“ピュア夫婦”の完成度

ティザー映像の中で、無言で立ち並ぶ2人のシーンが印象的に描かれており、まるで本当に写真の中から抜け出してきたような“初々しさ”が漂います。

「この2人がどうやって夫婦になっていくのか気になる」「会話がないのに心が動かされる」といった反応がSNSでも多数見られ、ドラマの核となる“夫婦の始まり”に説得力を持たせている点が高く評価されています。

演技力に加えて、“見た目のバランス”“佇まいの相性”も含めて、“絵になる2人”として多くの視聴者を惹きつけていることは間違いありません。

ドラマ「波うらかに、めおと日和」本田響矢の注目ポイントまとめ

「波うらかに、めおと日和」における本田響矢の演技は、若手俳優としての大きな転機であり、彼の俳優としての真価が問われる挑戦でもあります。

寡黙で硬派な軍人役をここまで自然に、そしてリアルに演じ切れる若手は多くなく、本田の“静かな表現力”がドラマ全体のトーンを引き締めているのは確かです。

初のプライム帯レギュラー出演とは思えない落ち着きと存在感は、今後のさらなる飛躍を予感させるものと言えるでしょう。

初の地上波プライム帯レギュラー出演に挑む姿

これまで若手枠や配信ドラマなどでの出演が中心だった本田響矢にとって、本作は間違いなくキャリアの大きな一歩です。

昭和という時代背景の中で、一人の軍人としての信念と、夫としての優しさをどう演じるかが、彼の魅力を最大限に引き出す鍵となりました。

演出や脚本の繊細さにも応える表現力の高さは、「実力派俳優」としての次のステージを確かに感じさせてくれます。

“静かな熱演”で視聴者の心を掴む実力派若手俳優

セリフが少ない、感情を露わにしない役どころこそ、俳優の実力が試されるものです。

その中で本田響矢は、視線や所作、沈黙の“間”を自在に操ることで瀧昌という人物を立体化しました。

これからのドラマ界・映画界においても、“感情を押しつけず、見る人の心を動かす俳優”として長く支持されていくことが期待されます。