『DOPE 麻薬取締部特捜課』第3話では、物語の核心に迫る動きが一気に加速。
特捜課内の裏切り者探しが進行する中、綿貫の元後輩・泉ルカがついに正面から才木と接触します。
一方、葛城課長はDOPE開発の背後にいた“黒幕”とされる人物に迫り、プロジェクトの真相が垣間見えてきます。
この記事では、DOPE第3話の重要なネタバレを含むあらすじと、登場人物たちの動き、張られた伏線の意味を詳細に解説します。
この記事を読むとわかること
- 『DOPE』第3話の核心展開と重要なネタバレ
- 泉ルカの真意とDOPEに関わる国家的陰謀
- 才木と陣内の関係に起きた決定的な変化
泉ルカが才木に接触!その目的と裏の動きとは?
第3話の大きな転換点となったのは、失踪していた元特捜課メンバー・泉ルカが才木とついに接触した場面です。
それは偶然ではなく、彼女の方から才木に接触してきたこと、そしてその際に明かされた衝撃の情報により、DOPE事件がさらに混迷を極める展開へと突入します。
泉は敵なのか味方なのか、それともまったく別の立場なのか──その真意が問われる重要なエピソードとなりました。
特捜課を裏切ったのか?泉が明かした過去の任務
才木が張り込み中に立ち寄った人気のない公園で、突然声をかけてきたフード姿の女性。
彼女こそ、行方不明となっていた元特捜課の泉ルカでした。
警戒を強める才木に対し、泉は「私は裏切ってなんかいない」と強い口調で否定。
1年前の“ある任務”中に機密情報を外部に漏らしたという疑惑が今も綿貫たちの間で囁かれていますが、泉はそれが「でっち上げられた情報」だと語ります。
実際は、綿貫と組んで追っていたDOPEの前身プロジェクトで、彼女が知ってはいけない“被験者データ”に触れてしまったことが発端だったのです。
その情報を消される前に持ち出すため、泉は自ら消息を絶ったと告白。
才木はその説明に戸惑いながらも、泉の目が嘘を語っていないことに気づき始めます。
「あの研究は終わっていない」DOPEと政府のつながりを告発
泉が才木に手渡したのは、USBに保存された研究所内部の画像データと極秘ファイルの一部。
そこには、国家レベルで進められていた「精神刺激型薬品開発プロジェクト」の記録が残されていました。
泉の言葉によれば、この計画は一度中止されたように見せかけて、現在も別ルートで継続されており、DOPEはその“後継品”として密かに実用化が進められているとのこと。
しかも、その中には「被験者Y.S.」という名前が頻出しており、才木自身の名前と一致する可能性が高いと泉は指摘。
つまり、才木が追っている事件と、自身の過去は既に繋がっているという驚愕の事実が突きつけられたのです。
この情報を受け、才木は泉に「なぜ俺にそれを話す?」と問います。
泉の答えは、「私も誰かに、真実を託したかった」──。
泉の告白は、物語を一気に陰謀劇の核心へと押し進める重大な転機となりました。
DOPEをめぐる裏切り者の動きが加速する
第3話では、特捜課内部に潜む“内通者”の正体が徐々に明らかになり始める展開が描かれ、緊張感が一層高まります。
前回、綿貫が突き止めた暗号通信の痕跡をもとに、システム管理官が調査を進めた結果、内部アクセスの記録が浮かび上がり、特定の人物の端末IDが複数の情報流出と一致することが判明します。
これにより、特捜課という“信頼が命”の組織に、不穏な空気が漂い始めるのです。
内部アクセスの証拠が浮上、ついに容疑者が特定へ
特捜課が保有する情報保護システムにおいて、DOPE関連ファイルへのアクセスログが複数確認されていました。
それ自体は業務上の閲覧として問題はないものの、アクセス時間や接続先が通常と異なる点が浮上。
特に、夜間に外部ネットワークを通じて情報が転送された痕跡があり、“特定の端末”に疑いの目が向けられます。
その端末の使用者は、特捜課でも比較的目立たないポジションにいた人物──今のところ名前は伏せられていますが、次回には詳細が明かされる可能性が高いと示唆されます。
同時に、葛城課長はチームの空気が壊れることを懸念し、情報の取り扱いを慎重にするよう命じ、捜査は極秘裏に進行することになります。
柴原の不可解な動きと、葛城の監視対象リスト
そんな中、DOPE事件とは直接関係ないように見えていたムードメーカー・柴原拓海にも、わずかながら違和感が浮かび上がります。
彼が捜査資料室で一人になった際、なぜか「過去の被験者ファイル」を確認していたという報告が寄せられ、綿貫は微かな不信を抱きます。
また、葛城が極秘に保管していた「監視対象者リスト」にも、柴原の名が記載されていたことが視聴者に示され、彼がただの“愛されキャラ”ではない可能性を暗示しています。
柴原が不審な動きをしていた理由は何か? 誰かを庇っているのか? あるいは自分自身が何かを抱えているのか──。
特捜課の中で最も“裏切り”とかけ離れていた男に向けられる疑惑は、ドラマの緊張構造をさらに強化しています。
真の内通者は誰なのか? その正体が明かされる日は近づいています。
葛城が黒幕と接触!DOPEプロジェクトの起点に迫る
第3話後半では、葛城課長(三浦誠己)が水面下で動いていたDOPEプロジェクトの根幹に関わる黒幕との接触が描かれ、物語はついに“国家的陰謀”の輪郭に触れ始めます。
厚生労働省に保管されていた古い研究資料をもとに、葛城はある研究所跡を訪れ、過去の被験者情報と極秘開発計画に関するファイルに辿り着きます。
そこに記された名前や関係者の証言が、これまでの全ての事件に繋がっていたことが明かされるのです。
旧厚労省研究機関に隠された機密ファイルとは
葛城が訪れたのは、数年前に閉鎖された旧・厚労省直轄のバイオ化学研究機関。
その地下保管庫に隠されていたのは、10年前の極秘研究「MSA-β計画」に関する詳細なファイル群でした。
この計画は、DOPEの前身にあたる神経刺激薬を開発する国策プロジェクトであり、研究対象には「未成年者」や「要保護者」も含まれていたことが判明します。
中でも葛城が目を奪われたのは、被験者ファイルの中に「Y.S.」の頭文字があり、その経過報告に「強い適応性と感情抑制反応」と記されていた点です。
それが才木優人本人に関する記録である可能性が極めて高く、葛城の手が震える描写が印象的に描かれました。
これにより、DOPE事件は“現場での麻薬摘発”ではなく、国家が仕掛けた人体実験と情報隠蔽の連鎖であることが明らかになっていきます。
葛城に向けられた脅迫と、特捜課解体の危機
この調査の直後、葛城のもとに匿名のメールが届きます。
そこには「それ以上踏み込むな」「次はお前の家族だ」といった脅迫文と、娘の帰宅風景の写真が添付されていたのです。
葛城はこのメールを極秘に処理しつつ、特捜課の存続にも危機感を抱き始めます。
厚生労働省内にはDOPEに関与していると思われる人物が複数おり、特捜課を“異常な捜査機関”として打ち切ろうとする動きも存在しています。
第3話のラストでは、葛城が陣内に対して「俺たちは、思ってる以上に深い沼に足を踏み入れてる」と静かに語るシーンが描かれました。
今後、特捜課は組織として機能し続けられるのか、あるいは“上の都合”で排除される運命なのか──。
葛城の静かな覚悟と孤独な戦いが、DOPE事件の核心を暴く重要なカギを握ることになるでしょう。
才木と陣内、バディとしての亀裂が決定的に
第3話では、才木と陣内の間に築かれつつあった信頼関係が大きく揺らぐ展開が描かれます。
泉ルカから得た情報と、葛城の調査で浮かび上がる“DOPEプロジェクト”の真実──。
それらが才木の過去と深く関わっていたことが明らかになる中で、陣内が何かを隠している様子が決定的な不信感を呼び起こします。
「お前は俺のことを信用するな」陣内の言葉の真意
才木は泉から渡された資料の中に、自分に関する不明な記録を見つけ、それを確かめようと陣内に問いかけます。
「俺は、子どもの頃に薬物の実験に使われてたのか?」という問いに、陣内は視線を逸らしながらこう答えました。
「その答えを、今のお前に聞く資格はない」
続けて、「お前は俺のことを信用するな。それが正解だ」とまで言い放った陣内の態度に、才木は怒りと動揺を抑えきれずにその場を後にします。
この言葉には、陣内なりの“守るための距離”が込められていた可能性もありますが、才木にとっては「自分は何も知らされず利用されている」という印象が強く残ってしまいます。
バディとして徐々に築き上げてきた信頼関係は、この瞬間に大きな転機を迎えるのです。
才木の記憶に現れる“薬物実験”の記録とは
同話終盤、才木が再び夢の中で見た“白い部屋”と“注射器を持つ人物”のビジョン。
その映像は、これまでよりも鮮明に描かれ、彼自身が何らかの実験対象として扱われていた記憶である可能性が高まりました。
夢の中で才木は、「優人くん、もうすぐ終わるからね」と語りかける女性の声を聞きます。
このセリフは、かつての看護師、あるいは研究員のものと推測され、彼が被験者Y.S.である可能性をより強く裏付ける材料になります。
しかも、陣内が過去に担当していた“保護対象者リスト”の中に才木の名前があったという情報も浮上。
つまり、陣内は才木の過去を最初から知っていたという疑いが一気に現実味を帯びてきます。
バディとしての信頼、師弟関係、そして人間的な繋がり──。
それらがすべて「計画された配置」だったとすれば、才木の中に芽生える怒りと不安は当然のものです。
この対立が今後の行動にどんな影響を及ぼすのか、バディものとしての醍醐味が問われる回となりました。
DOPE 麻薬取締部特捜課|第3話ネタバレまとめと今後の考察
第3話では、これまでの伏線が次々と回収される一方で、新たな謎と対立が生まれ、物語は大きく転換点を迎えました。
泉ルカの再登場によって、DOPE事件の根本的な目的が国家レベルの陰謀と関係していることが浮き彫りになり、葛城や陣内の過去、そして才木の出生にすら関わる事実が立ち現れてきます。
この段階で明らかになったことと、今後の展開で注目すべきポイントを整理しておきましょう。
泉ルカの立場と目的、敵か味方か
第3話で最も印象的だったのは、泉ルカが自ら才木に接触し、国家機密を暴露したシーンです。
この行動により、彼女が“裏切り者”ではなく、むしろ真実を伝えようとする内部告発者である可能性が高まりました。
しかし同時に、彼女がまだ何かを隠しているのではないかという不信感も残されており、彼女の本当の目的は依然として謎に包まれています。
今後、泉が特捜課と正式に合流するのか、それとも第三勢力として動くのか。
綿貫との再会と対峙が、物語をさらにドラマチックに動かしていく鍵となるでしょう。
第4話でついに明かされる、DOPE開発の最終目的とは?
葛城が入手したファイル、陣内が隠す才木の過去、そして泉が暴露した政府の機密。
これらを総合すると、DOPEは単なるドラッグではなく、“人間の感情と記憶を操作する兵器”として開発されていた可能性が高いことが見えてきます。
なぜそのような兵器が必要とされたのか? 誰がその開発を主導しているのか?
第4話では、DOPE開発の最終目的──すなわち、「国家による人間支配の実験」が明らかになると予想されます。
さらに、内通者の正体もいよいよ判明する段階に入り、特捜課が揺さぶられる大事件が勃発する可能性も示唆されました。
信頼と裏切り、正義と倫理、過去と未来が交錯する中、才木たちはどんな選択をするのか──。
DOPE麻薬取締部特捜課は、ただの刑事ドラマでは終わらない本格サスペンスの領域へと突入していきます。
この記事のまとめ
- 泉ルカが才木に接触し、国家の闇を暴露
- 特捜課内で裏切り者の正体に迫る動き
- 葛城がDOPE開発の起点を突き止める
- 特捜課に解体の危機が迫る展開も
- 才木と陣内の信頼関係に大きな亀裂
- 記憶に浮かぶ薬物実験の真相が濃厚に
- DOPEの最終目的が第4話で明かされる予感
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