『DOPE 麻薬取締部特捜課』第4話では、ついに特捜課内部の裏切り者に関する衝撃的な展開が描かれました。
DOPEの暴走がもたらした新たな犠牲者、葛城課長の極秘調査の進展、そして才木と泉ルカがつかんだ過去の真実。
さらに、チームの中でも最も信頼されていた男に疑惑の目が向けられるという、怒涛の展開が視聴者を驚かせました。
この記事では、第4話の核心ネタバレと伏線の回収、そして今後のストーリー展開を徹底解説します。
この記事を読むとわかること
- 『DOPE』第4話の重大な展開とネタバレ
- 裏切り者・柴原の動機と過去の真相
- 才木の出生とDOPE実験の接点が判明
柴原が裏切り者か?浮上する“信頼の裏”に潜む黒い影
第4話で最も視聴者に衝撃を与えたのが、特捜課のムードメーカー・柴原拓海(豊田裕大)に裏切りの疑惑が向けられた展開です。
いつも明るく、チームを和ませていた彼がまさか──という空気が課内に走り、“信頼”というテーマが大きく揺さぶられます。
これまで一切そのような素振りを見せていなかった柴原の行動に、いったいどんな背景があるのかが焦点となっていきます。
密売現場で発見された通信履歴と端末ID
DOPEの密売現場を特捜課が急襲した際、そこに残されていた通信履歴から、特捜課内で使われている端末と一致するアクセスIDが発見されました。
そのIDが柴原のものだったと判明し、葛城課長はその情報を一時的に極秘扱いとします。
さらに、通信内容には作戦の時刻や人員配置など、内部者にしか知り得ない情報が含まれており、意図的に情報が漏洩されていた可能性が高いとされます。
才木と綿貫が密かに柴原の行動を監視しはじめた矢先、柴原はひとり研究資料室に入り、削除されたはずのDOPE開発資料を閲覧している姿が確認されました。
この行動が意味するものとは──。
「誰かを守ってる」柴原の告白とその涙の意味
問い詰められた柴原は、最初は曖昧に笑って誤魔化そうとしますが、ついに黙り込み、やがて涙を浮かべながらこう語ります。
「俺が守りたかったのは、ただの仕事じゃない。家族なんだ」
実は、DOPE計画の初期段階で、柴原の兄が下請け研究所の職員として関与しており、退職後も監視を受けていたという背景がありました。
兄が内部告発をしようとした際、代償として柴原の情報が利用されることとなり、彼は“情報提供者”として選ばれてしまったのです。
裏切りというより、「家族を守るために仕方なく従っていた」という葛藤が、柴原の行動の本質でした。
この告白を受けた才木と綿貫は複雑な表情を見せ、「それでも…許せないこともある」とだけ返すのです。
チームの信頼を支えていた柴原の“選択”が、特捜課という組織の根幹を揺さぶり始める瞬間でした。
DOPE暴走事件発生!一般市民への投与被害が拡大
第4話の中盤、ついにDOPEの危険性が現実の惨劇として表面化します。
これまで潜伏的に流通していた新型DOPEが市街地で流出し、一般市民が巻き込まれる無差別暴行事件が発生。
“薬物犯罪”の枠を超えた国家的緊急事態として、特捜課は一刻を争う対処を迫られます。
暴走した新型DOPEによる無差別暴行事件
事件が発生したのは、都心の地下鉄構内。
発作的に他人へ暴力を振るい出した男が拘束されたのち、血中から検出されたのは従来型DOPEとは異なる変異型の成分「DOPE-X」でした。
この新型は、従来よりも即効性と攻撃性が強く、かつ服用者自身に使用の自覚がないことが判明。
“無意識のまま加害者になる”という恐るべき特徴を持っており、才木たち特捜課はその拡散ルートの特定に奔走します。
監視カメラの解析により、被害者のポケットにDOPE-Xを投入した人物が映っていたことから、「無差別投与による人体実験」が行われている可能性が浮上します。
実験体“X”の存在が明るみに、国家の関与が確定的に
さらに衝撃的だったのは、葛城が独自ルートで入手した機密資料の中に、「投与テスト報告:実験体X」という項目があったことです。
そこには、都市部での無作為投与実験に関する経過報告が記されており、関係者として複数の公的研究機関と、ある政治家の名前まで登場。
この資料により、DOPEの開発と拡散が「国の一部機関の主導で行われていた」という事実が裏付けられます。
特捜課はもはや一研究機関や裏社会との戦いではなく、国家権力そのものとの対峙を余儀なくされる状況に突入。
葛城は「これはもう“麻薬捜査”の領域じゃない」と、特捜課の存在意義自体を問い直し始めます。
DOPEが持つ破壊力と、それを利用しようとする上層部の野望──。
日本社会の根幹を揺るがす真の脅威が、ついに姿を現し始めました。
葛城の覚悟と決断──特捜課を守るための密談
第4話では、特捜課の存在が危機にさらされる中、葛城課長(三浦誠己)の“静かな覚悟”が物語の軸として描かれました。
DOPE事件が国家レベルの陰謀と明らかになった今、特捜課は「暴きすぎた存在」として内部から排除される危険を抱えています。
それに対し葛城は、独断で厚労省幹部と接触し、組織を守るための密談に踏み切ったのです。
厚労省幹部との非公式会談と取引の内容
葛城が会いに行ったのは、厚生労働省の政策調整局に籍を置く幹部官僚・佐野。
彼はかつてDOPE開発の初期プロジェクトに関わっていた人物であり、現在も政治的影響力を持つ存在。
会談は非公式に、深夜の高級料亭の個室で行われ、葛城は特捜課の存続と引き換えに「DOPEの調査を一時凍結する」という提案を持ち出します。
しかし佐野は「すでに内閣調査室が動いており、特捜課はもはや省の管轄ではない」と冷たく一蹴。
それでも葛城は、「現場が腐れば、国家は崩壊する」と訴え、“現場の矜持”を盾に、特捜課解体を思いとどまらせるための最後の説得に挑みます。
「俺が責任を取る」課長としての信念が光る場面
厚労省から戻った葛城は、特捜課メンバー全員を集め、沈痛な面持ちでこう切り出します。
「今後、DOPE事件の捜査はすべて俺の個人責任でやる」
それは、組織を守るために「表向きには手を引く」姿勢を見せつつ、裏で本気の捜査を続けるという“覚悟”の表明でした。
才木、綿貫、陣内、柴原──誰もが目を伏せる中、葛城は静かに続けます。
「このチームが壊されるくらいなら、俺一人が潰れた方がマシだ」
それは、部下たちに対する最大の信頼であり、組織のトップとしての責任感に満ちたセリフでした。
現場と上層部の板挟みに立たされながらも、葛城が貫いた信念。
それは、今後のDOPE捜査と特捜課の未来に、大きな光と重みを与える決断となったのです。
才木と泉ルカ、過去の実験記録を解読!“Y.S.”の正体に迫る
第4話の終盤、才木と泉ルカがようやく解読に成功した旧厚労省の機密データベースにより、DOPE計画の核心へと深く踏み込む展開が描かれました。
ここで初めて“Y.S.”という被験者コードが才木自身と深く関係していたことが裏付けられ、物語の構造が「個人と国家の因縁」に変化していきます。
ルカの協力により、才木の記憶に浮かぶ断片と、データが一致する瞬間は、視聴者に大きな衝撃を与えました。
解読されたデータベースと被験者リストの照合
泉ルカが保持していた暗号化データを才木と共に解読した結果、被験者リストと投与記録が明らかになります。
その中に存在したのが、被験者コード「Y.S.-04」──才木優人のイニシャルと一致する記録。
このコードは10年以上前に登録されており、被験者年齢「6歳」、性別「男」、条件「記憶抑制処置済み」と記されていました。
幼少期に投薬と心理誘導のテストを受けていた可能性が高く、才木が追っていた事件の“当事者”だったという事実が浮かび上がります。
泉は「このデータを見せるべき人がいる」と言い、ファイルを葛城に託す決断を下します。
才木の父の存在が浮上、実験と血縁の因果関係とは?
さらに驚愕だったのは、被験者データの保護者欄に記されていた名前。
そこには「才木 真一(研究主任)」という文字が──。
才木の父がDOPE前身計画の関係者であり、息子を被験者として提供していた可能性が浮上するのです。
この事実に才木は動揺を隠せず、幼い頃の記憶に断片的に現れていた「白衣の父らしき人物」が、まさに実父であったことに気づき始めます。
父が何を信じてその判断を下したのか、そして今どこにいるのか──新たな謎が物語をさらに深くします。
「自分の過去を知ることは、真実に背を向けることになるかもしれない」と葛藤しながらも、才木は決意します。
「俺はこの目で確かめたい。何が正しくて、誰が嘘をついたのか」
この瞬間、DOPE事件は“正義”や“任務”ではなく、才木の人生そのものと直結するテーマへとシフトしました。
DOPE 麻薬取締部特捜課|第4話のネタバレまとめと第5話への伏線
第4話では物語の大きな転換点が訪れ、裏切り・犠牲・真実といった重層的なテーマが交錯しました。
信じていた仲間への疑念、無差別に拡散された新型DOPEの脅威、そして才木の過去に隠されていた深い傷──。
個人のドラマと国家規模の陰謀が重なり合う展開が、いよいよ本筋へと収束していく気配を見せ始めています。
裏切り・犠牲・真実が交錯した第4話の核心
特捜課内部で最も信頼されていた柴原が、「家族を守るため」という苦しい理由で情報を漏洩していた事実が判明。
その告白は、誰も彼を責めきれない切実さと同時に、組織の綻びを突きつけるものでした。
また、DOPE-Xによる一般市民への投与事件が発生し、もはや麻薬事件では済まされない「人体実験の証拠」が突きつけられます。
才木がY.S.-04であり、彼の父親が計画に関与していたという衝撃の事実も明かされ、物語の全体像が大きく塗り替えられた回でもありました。
第5話では「黒幕」の正体と動機が暴かれる!?
第5話では、葛城が厚労省から入手した未公開ファイルの中に記されていた、DOPE開発の“最終責任者”が明らかになると予告されています。
さらに、泉ルカの追っていた「研究データの起点」も、特捜課と政府高官との意外な繋がりを示唆しており、黒幕の正体とその動機がついに解き明かされると見られています。
また、才木と陣内の関係も再び焦点に。
「あの時、助けたのは俺じゃない」と陣内が告げる場面が予告で流れており、過去の真相には“もう一人の存在”が関わっていることが示唆されます。
DOPEという存在は、社会を破壊する毒なのか、あるいは制御できれば人類を変える可能性なのか──。
第5話ではその“価値と代償”が問われる回となるでしょう。
緊迫する物語から目が離せません。
この記事のまとめ
- 柴原が裏切り者とされるが家族を守るためだった
- 新型DOPEが暴走し市民への被害が発生
- 葛城が特捜課を守るため上層部と密談
- 才木と泉が機密データを解読し真相に迫る
- 才木の父がDOPE計画に関与していた過去が判明
- 特捜課が国家レベルの陰謀に直面
- 次回、第5話で黒幕の正体が明かされる展開へ
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