朝ドラ『あんぱん』第125話では、これまで言葉にしてこなかったのぶと嵩、それぞれの“本音”と向き合う場面が描かれました。
あんぱんを通して繋がる記憶と、再び交差する運命。静かに動き出す2人の未来が、いよいよ現実味を帯びてきます。
“今の自分”にしかできない選択、それが明日への一歩になると気づかせてくれる一話でした。
この記事を読むとわかること
- のぶが記者として“自分の声”を見つける過程
- 嵩が父の記憶と向き合い描き続ける理由
- 草吉のあんぱんに込められた静かな祈り
- のぶと嵩に訪れる“再会”の予兆と希望
朝ドラ「あんぱん」第125話ネタバレ:のぶ、過去と向き合いながら“記者の声”を見つける
第125話では、のぶが自身の記者人生の中で初めて“書いた自分の声”に気づくという、象徴的な場面が描かれました。
それはこれまでの“取材する側”から一歩進み、“伝えるための表現者”として自覚が芽生える瞬間でもあったのです。
彼女が出会ったのは、戦後も世間の目を避けて暮らしていた一人の女性でした。
一人の証言者が放った言葉の重み
「あんたに話してよかったわ。話して、やっと“自分が生きてた”って思えたきね」
その言葉は、のぶの胸に深く刺さりました。
取材中はあくまで冷静に、記者としての態度を崩さなかったのぶでしたが、
帰り道に立ち止まり、振り返ると“記者”である前に、“一人の聞き手”として人の命に触れていたことに気づくのです。
言葉にならなかったものを受け止め、形にする。
のぶにとって、それは“文章”を超えた魂の作業でもありました。
「書いてくれてありがとう」に込められた希望
後日、のぶの記事を読んだその女性から、一通の葉書が届きます。
そこにはこう書かれていました。
「朝田さん、あの記事を読んだ親戚から電話が来ました。“よう書いてくれたね”って。生まれて初めて、名前を呼ばれたような気がしました」
のぶはその葉書を手にして、机の前でしばらくじっと座っていました。
そしてぽつりと呟きます。
「記者としてじゃなくて、のぶとして書いたんやと思う」
その言葉は、のぶがようやく“自分の声”を見つけた瞬間でもありました。
この回は、のぶが職業を超えて“表現者”としての新たな段階へ進んだことを示す、感動的な節目となりました。
朝ドラ「あんぱん」第125話ネタバレ:嵩、迷いながらも描き続ける理由
第125話では、嵩が“描くことの意味”と改めて向き合い、自分にしかできない表現を模索する姿が描かれました。
順調に見えていた新作のネームも途中で止まり、嵩は静かに自問します。
「描くべきもの」と「描きたくない記憶」の間で揺れる想いが、丁寧に掘り下げられたエピソードでした。
完成しなかった原稿と向き合う夜
夜遅くのアトリエ。嵩は机にうつ伏せになり、下描きの紙に手を置いたままじっとしています。
原稿は途中で止まり、人物の目が描けていない。
「この目で…何を語らせたらええがやろうか」
父が語らなかった戦争、自分が避けてきた痛み。
嵩は、“描くこと”が誰かの記憶を掘り返すことでもあると知り、迷いを感じていたのです。
父が残した“描けなかったもの”を越えて
そのとき、引き出しの中からふと見つけたのは、父・清が若き日に描いた一枚のスケッチ。
それは軍服姿の自分を描こうとしたものの、顔が途中で消されている未完成の絵でした。
「親父も、描けんかったがやね。ようわかる」
そう呟いた嵩は、スケッチの隣に新しい原稿を並べ、鉛筆を握り直します。
「描いてもええがやろうか。いや…描かんと、あかん」
“描けなかった父”を越えて、“描こうとする息子”としての使命を受け取った瞬間でした。
嵩の瞳に再び光が宿り、画面は次の原稿に向けてペンが走る音だけを残してフェードアウト。
この描写は、表現者としての覚悟が確かな輪郭を持ち始めたことを静かに物語っています。
朝ドラ「あんぱん」第125話ネタバレ:草吉が差し出す“これが最後かもしれんき”のあんぱん
第125話の中盤では、草吉がいつものようにあんぱんを焼きながら、「これが最後かもしれんき」とぽつりとつぶやく場面が描かれました。
その言葉に込められた真意は明かされぬままですが、彼の背中はこれまで以上に深く、静かに語っていたのです。
あんぱんはただの菓子ではなく、のぶと嵩にとっては“原点”であり“支え”であり、“絆”でもあります。
包みに込めた草吉の想いと祈り
今回のあんぱんの包みには、小さな和紙の短冊が結ばれていました。
のぶの元には「進め。泣いてもええけん、進め。」という手書きのひとこと。
嵩の元には「描け。それがお前の“まごころ”や。」と力強く書かれていました。
どちらも草吉なりの“最期の背中押し”だったように映ります。
本人は多くを語らずとも、その行動と言葉の選び方には、彼なりの“覚悟”がにじんでいました。
のぶと嵩、それぞれの心に届いた“変わらぬ味”
のぶはその包みを開き、涙ぐみながらあんぱんをひとくちかじります。
「ああ、やっぱり…変わってない」
どんなに状況が変わっても、草吉のあんぱんは昔のまま。
その“変わらなさ”が、今の自分に進む勇気をくれるのです。
嵩もまた、夜の作業机であんぱんを食べながら、ポケットに和紙をしまいます。
「ちゃんと届いちゅうよ、草吉さん」
言葉を交わさずとも、通じ合っている。
そんな草吉の存在が、のぶと嵩にとって、今も確かな“灯”であることを改めて感じさせるシーンでした。
朝ドラ「あんぱん」第125話ネタバレ:それぞれの場所で、再会の気配が近づく
第125話の終盤では、のぶと嵩がそれぞれの場所で“再会”の予兆を感じさせる描写が繊細に盛り込まれていました。
直接の接点はないものの、新聞、漫画、そして読者の声というかたちで、2人の軌跡が徐々に重なり始めています。
それは、時間と距離を超えて繋がっていく、物語の核心を感じさせる瞬間でもありました。
のぶ、新聞に名前が載る日
朝刊を開いた同僚が「お、これ…朝田さんやないか」と声を上げます。
のぶの書いた記事が一面に掲載され、「文責:朝田のぶ」と署名が添えられていました。
これまで無署名の記事を主に担当していたのぶにとって、これは初の“名前入り記事”。
「私の名前で、誰かに届いたらええ」
“責任を持って伝える”という覚悟が、形になった象徴的な瞬間でした。
新聞を手に取り、のぶはふと遠くを見るように窓の外を見つめます。
嵩、読者の声から届いた勇気
同じ朝、高知の町で嵩は出版社から届いたファンレターを手にしています。
そこには、匿名の読者からの手紙が同封されていました。
「あなたの絵は、何も言わなくても“分かる”気がします。ありがとう」
その文字を読んだ瞬間、嵩の目にふっと光が宿ります。
「これ…まさか」
名前も書かれていないその手紙に、のぶの気配を感じたのかどうかは描かれていません。
しかし、静かな感情の揺らぎが、その後の筆の運びに変化をもたらしていました。
“再会”とは、姿を見せることだけではなく、心が交わること。そのことを静かに示す、美しいラストシーンでした。
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朝ドラ『あんぱん』第125話のネタバレまとめ
第125話は、のぶと嵩がそれぞれの立場で“表現者”として新たな一歩を踏み出す姿が描かれた、非常に意味深い回となりました。
直接の交流はないものの、新聞、漫画、そして読者との繋がりを通して、2人の魂は確実に交差しはじめています。
その流れは、いよいよ物語が“次の段階”へと進む予感に満ちていました。
“伝えること”の意味を再確認した節目の回
のぶは初めて自分の名前で記事を出し、誰かの人生を背負って“書く責任”を実感しました。
嵩は父の未完の記憶と向き合い、それでも“描き続ける”ことを選びます。
それぞれが表現者として「なぜ伝えるのか」という原点に立ち返り、覚悟を固めた回でもありました。
いよいよ動き出す、のぶと嵩の“未来の物語”
草吉のあんぱんが象徴する“変わらぬ支え”の存在。
そして新聞に載った名前、読者からの感謝の手紙——
これらはすべて、未来の再会を静かに後押しする“サイン”にも見えました。
次回、のぶと嵩がどのような形で再び交わっていくのか——注目が高まる展開が続きます。
この記事のまとめ
- のぶが初の署名記事で記者として飛躍
- 嵩が父を越えて戦争の記憶を描き始める
- 草吉のあんぱんが2人に進む勇気を与える
- 遠く離れていても再会の気配が近づく
- 物語はいよいよ“未来”に動き出す
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