朝ドラ『あんぱん』第79話では、嵩が描いたスケッチにのぶが深く心を動かされる展開が描かれました。
“誰かの隣にいることが力になる”という嵩の新たな信念が、絵の中に形となって現れます。
そして、その絵を見たのぶは、嵩の“痛み”と“希望”を受け止め、2人の絆がより強く深まっていきます。
この記事を読むとわかること
- 嵩が描いた“そばにいるヒーロー”の誕生秘話
- のぶが見出した「優しさの正義」という可能性
- 兄弟の絆と、創作への覚悟が深まる様子
朝ドラ「あんぱん」第79話ネタバレ:嵩の絵、「そばにいるヒーロー」が完成
嵩はスケッチブックを開き、数日かけて描いていたキャラクターに最後の線を加えます。
その姿は、おにぎりのような丸い顔、やさしい目、そして片手に持ったあたたかそうなパン。
何も語らず、ただ隣にいるだけ――その絵からは、言葉を超えた“やさしさ”がにじみ出ていました。
無口で優しい、おにぎり顔のキャラクター
描かれたのは、少し照れたような笑顔を浮かべた“ヒーロー”でした。
強くもなく、派手でもない。
ただ、困っている子どもや動物のそばに静かに寄り添い、持っているパンを分け与える。
嵩はこのキャラクターに、戦わない優しさ、何も求めない正義を込めたのです。
それは、母に置き去りにされた過去の痛みを超えた、“あたらしい正義の形”でした。
「守るって、そばにいること」嵩の言葉にのぶ涙
のぶはその絵を見て、しばらく何も言葉を発することができませんでした。
「これ、名前あるん?」と聞くと、嵩は首を横に振りながら、「そばにおるやつ」とだけ答えます。
「正義ってな、誰かを助けたり、戦うことやと思っとったけど…守るって、そばにいることやと思うて」
のぶは、涙をぬぐいながら、「そうやね、ほんまに…そうやね」と何度も頷きました。
嵩の絵が、のぶの心に“希望の光”をそっと灯した瞬間でした。
朝ドラ「あんぱん」第79話ネタバレ:のぶが見た“優しさの正義”という可能性
嵩の描いた「そばにいるヒーロー」の絵を前に、のぶは長く目を離すことができませんでした。
戦わない。光らない。けれど、たしかに“守っている”。
その姿は、のぶがこれまで新聞記者として向き合ってきた“伝える”という行為に、新たな意味を与えてくれたのです。
それは、優しさを伝える表現こそが、“もうひとつの正義”になり得るという気づきでした。
「正義は戦うものじゃない」新たな気づき
のぶはふとつぶやきます。
「正義って、声を張り上げたり、誰かを糾弾することやと思っとったけどな…」
「けど、これ見て思うた。ほんまの正義って、隣に座ることかもしれん」
新聞記事では伝えきれない“静かなやさしさ”。
のぶは、自分の表現にもまた、優しさを宿せる可能性があると気づき始めます。
幼き日の喪失と重なる、嵩の想いに共鳴
のぶもまた、幼い頃に“何かを失った痛み”を抱えて生きてきました。
それが何かは本人も語らぬままですが、嵩の絵に触れた瞬間、その痛みが静かに呼び起こされたのです。
「この子、ほんまはすごいこと描いちゅう」と、のぶは声を震わせながら嵩に伝えました。
それは、嵩の“過去”と、のぶ自身の“原点”が、静かに重なり合った瞬間でした。
朝ドラ「あんぱん」第79話ネタバレ:草吉のパン工房で交わされた静かな約束
その日の夕方、嵩とのぶ、そして千尋の三人は、草吉のパン工房に集まりました。
窯の前でパンを焼き続ける草吉の背中を見ながら、ふたりはあらためて「描くこと」「書くこと」の意味を問い直していきます。
そしてそこで交わされたのは、言葉少なな、けれど深く響く“静かな約束”でした。
「おまえの絵、きっと誰かを救う」
嵩がスケッチブックを草吉に見せたとき、草吉はひと言だけこう言いました。
「これ…ええな。おまえの絵、きっと誰かを救う」
嵩は思わず、「ほんまに?」と問い返します。
「そばにおるだけでええ。けんど、そばにおるって、いっちゃんむずかしい」――草吉のその言葉は、まるで自分自身の姿を肯定されたような気持ちを、嵩に与えました。
“描くこと”は、ただの逃げ道じゃない。誰かの力になれるかもしれない――そう信じる第一歩が、この一言で始まったのです。
焼き立てパンを囲む温かな一日
パンが焼き上がり、皆でテーブルを囲む静かな時間。
草吉は特別に、いつもより大きな丸パンを用意してくれていました。
「今日は祝いの日や。おまえらが、ちゃんと何か始めたきや」
食卓を囲むその風景は、血のつながりを超えた“家族”のような温かさがありました。
嵩が感じた“自分の居場所”は、ここで確かに息づいていたのです。
朝ドラ「あんぱん」第79話ネタバレ:千尋の言葉が嵩に勇気をくれる
草吉のパン工房でのひとときのあと、嵩と千尋は家までの帰り道を並んで歩いていました。
空は夕焼けに染まり、千尋はふと立ち止まって、兄・嵩に小さな声で語りかけます。
その一言が、嵩の心に深く、静かに届き、彼を支えていく“芯”となるのです。
「兄ちゃん、もうひとりやないで」
千尋は道端に落ちていた葉っぱを手にしながら、ぽつんとこう言いました。
「兄ちゃん、もうひとりやないで。おれ、おるき」
嵩は驚いたように弟を見て、何も言えずに微笑みます。
誰にも言われたことのなかった言葉。
母にも、先生にも、誰にも教えてもらえなかった“居場所”の肯定でした。
嵩は、何よりもまず「そばにいる人」が救いになるのだと、あらためて感じた瞬間でした。
過去の悲しみを“物語”に変える覚悟
その夜、嵩は再び机に向かい、ページをめくります。
そこには、自分と千尋の思い出、母との別れ、草吉との会話――すべてがつながっていく線がありました。
「描こう。自分の過去を、誰かの希望に変えるために」
過去は変えられない。けれど、それを物語にすることで、誰かの背中を押せるかもしれない。
嵩は、痛みを創作へと変える“覚悟”を、今静かに手にしようとしていました。
期間限定!ドラマ「あんぱん」を無料で見る方法!
ドラマ「あんぱん」を見逃した!
見たいけど無料がいい!
それならU-NEXTの31日間無料トライアルに登録するとドラマは見放題です☆あんぱんのドラマであれば何話でも見放題です。
しかも登録は30秒で終わるので、面倒は手続きはいりません。
あんぱんを見終わったらすぐに解約しても大丈夫です。
しかし無料トライアルは31日間有効なので、どうせならU-NEXTの10万作品を超える映画やアニメ、ドラマなどを無料で楽しみまくることをオススメします。
\登録は30秒!ドラマが無料!//※解約も簡単!無料期間中なら0円!\
朝ドラ あんぱん 第79話のネタバレまとめ
第79話では、嵩の描いた「そばにいるヒーロー」が、周囲の人々の心に静かに、そして確かに届く過程が描かれました。
それは“力”ではなく“やさしさ”で人を支えるという、新しい正義のかたちの誕生でした。
過去の痛みを抱えたまま、嵩はそれを物語に変える覚悟を持ち始めています。
嵩が描いた「そばにいる正義」が周囲の心を動かす
嵩の絵は、のぶや草吉、そして千尋といった身近な人たちの心に、じんわりとした影響を与えました。
目立たずとも、言葉がなくとも、そばにいるだけで心を守れる存在――
それが“正義”になり得るという視点が、この回を通じて力強く伝わってきました。
のぶとの絆が新たな創作への原動力に
のぶは嵩の創作に深く共感し、「一緒に広めていこう」と言葉をかけます。
嵩にとって、孤独ではない創作――“分かち合える誰か”がいるという事実は、何よりの支えです。
この二人の絆が、やがて「アンパンマン」という大きな物語へと昇華されていくことを、強く予感させるラストとなりました。
次回からは、新たな創作の幕開けと、世に出すための“第一歩”が描かれていくことになるでしょう。
この記事のまとめ
- 嵩の描いた“ヒーロー像”が周囲の心を動かした
- 「戦わずに守る」という新しい正義の誕生
- のぶとの絆が、嵩の創作に大きな後押しとなった
- 創作を“誰かの希望”にする覚悟が芽生えた回
コメント