第14週に突入した朝ドラ『あんぱん』。第66話では、のぶと嵩がそれぞれの分野で「表現者」としてのスタートを切る大切な一日が描かれました。
のぶは速記者として現場に同行し初取材に挑戦。嵩はイラストレーターとして初の連載準備に取りかかります。
“描くこと”と“書くこと”を通して、2人が誰かの心に届く言葉を模索し始める物語が、新章の幕開けとともに動き出しました。
この記事を読むとわかること
- のぶが速記記者として現場デビューした経緯
- 嵩が子ども向け連載で描こうとしている想い
- 2人が“伝える人”として見つけた新たな表現
朝ドラ「あんぱん」第66話ネタバレ:のぶ、速記記者として初現場へ
第66話では、のぶが速記記者として初めて現場取材に同行する姿が描かれました。
「見ること」「聞くこと」「記すこと」――すべてが初めて尽くしの中で、のぶは戸惑いながらも一歩ずつ“記者”としての感覚を体に刻んでいきます。
その過程には、単なる仕事以上の「伝えたい」という気持ちが育ちはじめていました。
初任務は“炊き出し所”取材
のぶが任された初現場は、戦災孤児や復員兵が集まる東京郊外の炊き出し所でした。
記者として同行する東海林に「何をメモすればいいですか?」と尋ねたのぶに、東海林はこう答えます。
「君が“書きたい”と思った瞬間を全部、書けばいい」
最初は戸惑いながらも、子どもたちの笑顔や炊き出しを配る女性の手元を見つめるうちに、のぶの鉛筆が自然と動きはじめました。
“情報”よりも“心”を記す感覚に、のぶは少しずつ目覚めていくのです。
現場で知る「本当に書くべきこと」
その日、炊き出し所で出会った一人の少年が、のぶにこう言います。
「新聞の人、来ても、いつも戦争のことばっかりやき。ぼくらのこと、書いてくれんがよ」
のぶはその言葉にハッとし、速記帳を握る手が震えました。
“今を生きる人々”の声が、いかに記事で無視されてきたかを肌で感じた瞬間だったのです。
その夜、のぶは原稿用紙を前に「この子の言葉を載せたい」と、初めて自ら志願して記事の草稿を提出しました。
朝ドラ「あんぱん」第66話ネタバレ:嵩、イラスト連載の準備を任される
戦後の喪失感からようやく立ち直りつつある嵩に、新たな創作の機会が訪れます。
高知新報の文化欄にて、新しく立ち上げる「子ども向け絵物語」企画のイラスト連載が持ち上がり、その初期構想とラフ作成を任されたのです。
かつて“自分のために描いていた絵”が、“誰かのために描く絵”へと変わり始める重要な転機となりました。
「子ども向け絵物語」の連載企画が始動
編集部の会議室で、新人記者・森岡が持ち込んだのは「戦後の子どもたちに向けた希望の絵物語」企画案でした。
連載に必要なのは、“言葉より先に届く絵”。
その条件を聞いた編集長が静かに一言、「嵩、お前にやってもらえんか」と声をかけます。
嵩は驚きつつも、「俺でいいんですか」と戸惑いますが――
「戦地にいた人間だからこそ、やれる表現がある」という言葉に、心を決めます。
「笑わせるのではなく、救う絵を描け」と言われ
連載に向けて構想を練る嵩に、森岡はこう言います。
「面白くなくていい。ウケ狙いじゃなくていい。
誰かの心を軽くする絵を、描いてほしいんです」
その言葉に、嵩の胸に何かが灯ります。
「自分の過去」を描くのではなく、「誰かの明日」を支えるための創作――
嵩が“使命としての創作”に目覚めるきっかけとなった一言でした。
朝ドラ「あんぱん」第66話ネタバレ:のぶと嵩、それぞれの「伝えたいこと」
第66話の中盤では、のぶと嵩がそれぞれの仕事を通じて、「自分が伝えたいことは何か」と真剣に向き合う姿が描かれました。
“言葉”と“絵”という違う手段ながらも、共通していたのは「誰かを救いたい」という静かな情熱です。
過去を乗り越えた2人の「表現」は、次第に“自己表現”から“希望の共有”へと変化し始めていました。
“正義”よりも“やさしさ”を伝えるという選択
のぶは、自分の初取材原稿を何度も書き直していました。
「正義を訴える記事ではなく、あの子の気持ちが伝わる文章にしたい」
彼女は、誰かを糾弾するのではなく、“声なき声”をそっと拾い上げる言葉を書こうとしていたのです。
速記帳には、「名前のない人が笑った」――そんな一文が、丁寧に記されていました。
のぶは記者として、闘うよりも寄り添う表現を選び始めています。
嵩の口から出た「アンパンマンの原点」
絵物語の第一話の構想を練る夜、嵩はのぶにこう呟きます。
「正義の味方、ちゅうのはなあ……強くなくてええ。
ただ、腹の減った子にパンを届けられるやつでええ」
のぶはその言葉に、ふっと笑いながら「それ、アンパンマンや」と言います。
この何気ないやりとりが、のちの“逆転しない正義”の種となっていくのです。
朝ドラ「あんぱん」第66話ネタバレ:2人を支える仲間たちの存在
のぶと嵩がそれぞれの道を歩き始めるなかで、彼らの背中を静かに支えているのは、これまでともに過ごしてきた“仲間たち”の存在でした。
物語は2人だけでなく、周囲の人々との“つながり”によって前へ進んでいることを改めて実感させる描写が詰まっています。
支える人がいるからこそ、2人は“伝える人”として歩いていけるのです。
うさ子がのぶに贈る「取材ノート」
のぶが初めて原稿を書き上げた日、うさ子がそっと封筒を差し出します。
中には、うさ子自身が使っていた革表紙の取材ノートが入っていました。
「私も最初、言葉にするのが怖かった。でも、書くことで自分の気持ちに気づけたの」
「のぶも、このノートに“自分の声”を書き留めていって」
のぶはノートを胸に抱き、深くうなずきます。
女性として記者としての先輩から継がれた“言葉の種”が、のぶを育てていくと感じさせるシーンでした。
健太郎が嵩に語る「俺も絵が見たい」
一方、嵩はネーム作りに悩んでいた夜、健太郎から不意に声をかけられます。
「なあ、俺さ……お前の絵、また見たいんや。昔みたいに、真っ直ぐで、あったかいやつ」
その言葉に、嵩は黙って頷きます。
「描いてもええんか?」という気持ちに、“見てくれる人”がいるという答えが返ってきた瞬間でした。
仲間からのささやかな言葉が、嵩の創作意欲を再び燃え上がらせていく様子が印象的でした。
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朝ドラ あんぱん 第66話のネタバレまとめ
第66話は、第14週の幕開けにふさわしい“希望と再出発”の1話でした。
のぶと嵩が、それぞれの手段で“誰かを支える表現者”として歩き出す姿が、静かに力強く描かれました。
「書くこと」「描くこと」が、人と人のあいだに橋をかけていく――そんな予感に満ちた回でした。
言葉と絵、それぞれの“表現”が未来を動かす
のぶは速記者として初めての現場を経験し、記者としての一歩を踏み出します。
嵩は、子どもたちのための絵物語連載に向けてラフを描き始めます。
2人の表現は、過去から逃げるためではなく、“いまを生きる人”の希望となるものへと変わりつつあります。
のぶと嵩の新章、ついにスタート!
第13週までの「再会と再生」の物語から、いよいよ2人が“何を残すか”を問われる新章が始まります。
のぶは“声なき声”を記事に、嵩は“癒しの絵”を紙面に、それぞれの信じる形で届けようとしています。
この物語は、過去を語るだけでなく、「未来を描く物語」へと進み始めました。
この記事のまとめ
- のぶは「書く力」で無名の人々の声を拾い始めた
- 嵩は「描く力」で誰かを癒す創作に挑戦
- 2人は仲間に支えられながら、それぞれの使命に気づいていく
- 第14週から“創作と希望”の物語が本格始動
- 未来へと歩き出す新章の幕開けを感じる回
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