2025年度前期放送のNHK朝ドラ『あんぱん』第24週・第116話では、のぶが東京での記者としての在り方に改めて向き合い、「何を伝えるべきか」を深く考える展開に。
一方の嵩は、漫画家として次作に迷いながらも、過去の経験や出会いから新たなヒントを得ようと模索します。
“自分にしかできない表現”を見つけようとする2人の挑戦が、じんわりと胸を打つ回となりました。
この記事を読むとわかること
- のぶが東京で記者として直面した葛藤
- 嵩が創作に迷いながら見つけた原点
- 手紙とあんぱんが2人を再びつなぐ場面
朝ドラ「あんぱん」第116話ネタバレ:のぶ、東京で“何を伝えるか”を問い直す
第116話では、のぶが東京での取材活動を通して、「何を伝えるべきか」「何を記事にすべきか」という根源的な問いに直面する様子が描かれました。
記事になるニュースはあふれている中で、本当に“必要な声”を拾えているのかという迷いが、のぶの胸に静かに芽生えていきます。
それは、記者としての成長と変化を促す重要な転機となりました。
街の声に耳を傾けることの意味
のぶが取材していたのは、小さな団地の住人たちによるゴミ問題に関する取り組みでした。
些細に見える問題ですが、そこには高齢者の生活の工夫や地域の支え合いが色濃くにじんでいました。
「誰も取材に来てくれんかったけん、うれしいねぇ」と語る住人の一言に、のぶは心を打たれます。
“取材されること”自体が、すでに誰かを勇気づけることを、のぶは実感したのです。
同期記者との対立がきっかけに
一方で、同じ編集部の同期・福井からは「そんな地味な話、誰が読むの?」と厳しい言葉が。
のぶは一瞬たじろぎますが、静かに、しかし確かに反論します。
「誰かが言わんと、残らんき。私は、その“誰か”になりたいがよ」
目立たない声にも光を当てることが、のぶが東京で貫こうとしている信念なのです。
そしてその想いが、次第に編集長や周囲の心にも響き始めていきます。
朝ドラ「あんぱん」第116話ネタバレ:嵩、迷いの中で見つけた“描きたいもの”
第116話では、嵩が漫画家として次に描くべきテーマに悩み続ける姿が丁寧に描かれました。
前作が編集部で一定の評価を得たものの、商業的な結果がまだ見えず、“描く意味”と“売れる作品”の間で心が揺れる嵩。
その迷いの中で、自身の過去と真正面から向き合うきっかけが訪れます。
雑誌の売れ行きに一喜一憂する日々
印刷所から届いたばかりの掲載誌を手に、嵩は静かに目を通します。
本屋に足を運び、自作の掲載された雑誌が棚のどこに置かれているかを確かめる日々。
「こんなことばっかりして、何しゆうがやろ」と苦笑しながら、作家としての“焦りと空回り”をかみしめます。
それでも、自分の描いたキャラクターに目を留める読者の姿を見ると、また少しだけ心が救われるのです。
幼少期の記憶が導くヒント
嵩は原稿の筆が止まったある夜、幼い頃に父と見た夜空の記憶をふと思い出します。
「“あれが北極星や。どんなときも、目印になってくれる星や”って言うてくれたなあ…」
その言葉が胸に響いたとき、ふとページに手が伸び、新しい構図が浮かびます。
“道に迷う人を見守る存在”——それこそが、嵩が描きたかったヒーローの原点だと気づくのです。
心の奥に眠っていた想いが、物語として再び動き出す瞬間でした。
朝ドラ「あんぱん」第116話ネタバレ:のぶの手紙が嵩に届く“静かなエール”
第116話の中盤では、東京で奮闘するのぶから嵩に届いた一通の手紙が、大きな転機となる場面が描かれました。
派手な言葉も、飾った言い回しもないけれど、まっすぐに“いまの自分”を伝えようとするのぶの手紙は、嵩の心に静かに響きます。
それはまさに、東京と高知を繋ぐ、言葉の橋でした。
「私は、書くことで戦いたい」
のぶの手紙には、こんな言葉がありました。
「わたしは、派手な記事も書けんし、偉い人にもなれんかもしれん。でも、目の前の声を聞いて、ちゃんと届けたい。書くことで戦いたいがよ」
嵩はその一文を読み返しながら、息をひとつ整えます。
“自分のやり方で、誰かを救いたい”という願いが、のぶにも、そして自分にも共通していると気づいたのです。
嵩のペンが止まった理由と再始動
嵩はこの手紙を読み終えた後、原稿の上で止まっていたペンを再び手に取ります。
これまで“売れるもの”“注目されるもの”を無理に意識しすぎていたことに、ようやく気づいたからです。
「あんたが“書くことで戦う”なら、俺は“描くことで見せる”がや」
そう心の中で呟きながら、新たなページに向き合い始める嵩。
のぶの言葉は、“描く理由”を忘れかけていた嵩をそっと立ち上がらせる力になりました。
朝ドラ「あんぱん」第116話ネタバレ:草吉との再会、再び“あんぱん”がつなぐ
第116話の終盤では、嵩がパン職人・草吉と再び顔を合わせる場面が描かれました。
何気ない会話と、そっと差し出されたあんぱん——。
その小さなやり取りに込められた“生きる力”が、嵩の心を深く揺らします。
「パンは生きる味がする」
嵩がアトリエの前でぼんやりしていると、草吉が紙袋を片手に訪れます。
「ほれ、今日は黒糖あんぱんや」と渡され、嵩は思わず微笑みます。
草吉は何気なく言います。
「パンってのはな、難しいがよ。気持ちがブレたら、膨らまん。味に、心が出るき」
嵩はその言葉を、自分の創作と重ね合わせずにはいられませんでした。
「パンは生きる味がする」——この一言が、嵩にとっては一種の“励まし”として深く残ったのです。
嵩が思い出す、原点の感覚
草吉と別れ、ひとり部屋に戻った嵩は、黒糖あんぱんを半分かじってから、静かに目を閉じます。
「昔、これ食べながら漫画描きよったな…」
そのときの記憶、描くことがただ“好き”だった頃の感情が、じわじわと蘇ってくるのです。
あんぱんは、彼にとっての“創作の原風景”でもありました。
そして今、その味が再び、嵩を物語の世界へと優しく導いていきます。
期間限定!ドラマ「あんぱん」を無料で見る方法!
ドラマ「あんぱん」を見逃した!
見たいけど無料がいい!
それならU-NEXTの31日間無料トライアルに登録するとドラマは見放題です☆あんぱんのドラマであれば何話でも見放題です。
しかも登録は30秒で終わるので、面倒は手続きはいりません。
あんぱんを見終わったらすぐに解約しても大丈夫です。
しかし無料トライアルは31日間有効なので、どうせならU-NEXTの10万作品を超える映画やアニメ、ドラマなどを無料で楽しみまくることをオススメします。
\登録は30秒!ドラマが無料!//※解約も簡単!無料期間中なら0円!\
朝ドラ『あんぱん』第116話のネタバレまとめ
第116話は、のぶと嵩がそれぞれの迷いと向き合いながら、自分の信じる表現へと一歩踏み出す姿が描かれた、心に残る回でした。
東京で記者として“何を伝えるべきか”を自問したのぶ。
そして高知で漫画家として“何を描くべきか”を模索した嵩。
2人の問いは異なれど、その根底には“誰かに思いを届けたい”という共通の信念がありました。
のぶと嵩、それぞれの道で迷い、また進む
のぶはゴミ問題という小さな話題から地域のリアルな声を拾い、自らの記者魂を再確認。
嵩は手紙とあんぱんをきっかけに、創作の原点を取り戻していきます。
迷いながらも、それでも進もうとする2人の姿に、視聴者も励まされたことでしょう。
言葉と絵、そして味が支える未来への一歩
記者としての言葉、漫画家としての絵、職人としての味——。
表現のかたちは違っても、それぞれが“誰かのために何かを届ける”という一点で結びついています。
第116話は、そのことを静かに、でも確かに教えてくれるエピソードでした。
次回も、のぶと嵩の“物語を紡ぐ姿”から目が離せません。
この記事のまとめ
- のぶが“何を伝えるか”に向き合う
- 嵩は創作の迷いから原点を思い出す
- のぶの手紙が嵩に届き、再び筆を動かす
- 草吉との再会で“あんぱん”が物語をつなぐ
- 言葉・絵・味、それぞれの表現に宿る思い
コメント